2006.02.26

好きだ、

『好きだ、』を渋谷のアミューズCQNで見てきました
19:00の上映を17:15くらいにチケットを買いに言ったけど163番という座って見られるギリギリの番号なのでした。さすが公開初日は違いますねぇ。。
おまけに入ったときに席を迷っていたものだから結局端っこの方のスクリーンが思いっきり平行四辺形の場所しかすわれませんでした。
こんなときは画像処理で映画のスクリーンを正面から見た長方形に直して、音声もベストポジションで聴いた音を再現するようにフィルタをかけるゴーグルみたいなのがあったらいいなぁと思います。。

で、映画の内容と申しますれば、何と言うか、じれったい人たちをじれったく描いた映画というのか、、
高校の頃に仲が良かった男の子と女の子がいて、それが34歳になったときに再開して、、
とこれ以上書くとネタばらしになってしまいますが、、
なんか予想外のハプニングみたいなのはほとんどなくて、(最後の方でとってつけたようなものはありますが、、)
セリフもやたら間が多くてまったりとしていて、密度的には薄味の京料理見たいな感じの映画でした。
まあ、映像の質感は風景写真的に美しかったし、楽しめるには楽しめましたんですけどねぇ。。
この手の映画は日常生活に近いところを描いて行くという特徴があるためか、一歩間違えると単に退屈なものになってしまう危険と隣り合わせでして、この映画はかなりその危険に差し迫った感じがしました。。。

ちなみに、この映画の17歳時代のロケは3年前の2003年に行われたようです。なんでも17歳時代のヒロイン役の宮崎あおいがリアルに17歳の時に撮りたいというのがあったらしいです。
ロケ地は東京と、どっか山の見える田舎町って感じですね。

音楽は僕の敬愛する菅野よう子先生でございます。といってもこの映画では2~3曲しか音楽は流れませんけどね。。。

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2005.12.30

ALWAYS 三丁目の夕日

『ALWAYS 三丁目の夕日』を見てきた。
昭和33年(ちょうど東京タワーの建設中)の東京を舞台とした、人間ドラマです。
まあ、人間ドラマの部分は確かに泣けるけど、割りと使い古された感じの演出だったのですが、
「昭和33年」の演出は、度肝を抜かれました。凄いです。
当たり前なのですが、全ての映像が昭和33年当時のもので、しかも作り物臭さを感じさせない空気感が漂っていました。(若干CG臭さは見受けられましたが、まあそれは仕方の無いことでしょう)
特に汽車の映像は凄かったし、音声もなんと言うか、本当に大きな汽車が通過するみたいな感じで、
細部まで(音が)作りこまれていて感激しました。(いつもぼくがやっているうそ臭い効果音とは大違いです、、、)
あと上野駅の描写も凄くリアルだった。どうやってるんだろうね。。
あと、やっぱりプロの役者は凄いと思います。昭和33年っていう微妙な年代設定だと、時代劇臭さでごまかすこともできないし、かといって現代の言葉のクセが出てしまうとリアリティを損なう。
このバランス感覚を上手くとれていたと思います。(そこらへんは演出家の力量なのでしょうかね。。)
幸い当時から映像は存在していたわけで、それらのセリフ回しを参考にしたのかも知れませんね。

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2005.09.11

メゾン・ド・ヒミコ

選挙の投票に行った後、池袋の映画館で、メゾン・ド・ヒミコをみてみました。
ストーリーは、塗装屋で事務の仕事をしていたものの、借金を抱えてお金に困っていた沙織という女性が、
オダギリジョー演じる春彦という青年の紹介でオカマばかりの老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」で日給3万円のアルバイトをするというお話です。
そこにいる人たちは、老人もスタッフも含めてみんな素でオカマばかりです。
しかもみんな(春彦も含めて)赤裸々というかセクシュアルな表現も多く、変態的な実にキモイ人たちの日常というのかが上手く描写されているので、ハンサムで女性受けする春彦演じるオダギリジョーを目的に映画を見に来た人はかなり面食らうかと思います。(実際映画の途中で退席する人もチラホラいました、、、)
当の沙織にもその傾向があって、割と春彦のことを意識しているのですが、アチラの世界の人との壁というのか、イっちゃっている人に好意を抱きつつも翻弄されているというか、そんな感じでした。

映画が終ってお外に出ると、行列の整理をしている係員のおっちゃんがもしかしたらオカマかも?!
とそんなキモイ感触を抱きました。

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2005.07.31

リンダリンダリンダ

今日はリンダリンダリンダという映画を見にいきました。
この映画の内容は、4人の女子高生が文化祭バンドとしてブルーハーツのナンバーを演奏する
だたそれだけのものです。舞台設定もド田舎でも大都会でも無い、地方都市。
この映画はSPAのシネマレビューでチラッと見て知ったのですが、なぜこれを見に行こうかと思ったかといえば、それは僕がかつてブルーハーツのファンだったからなです。
ブルーハーツは結成から既に20年が経ってしまって、今はハイロウズですが、すっかり四十路のオジサンバンドであります。
明らかに「僕の世代」であったブルーハーツが、いまどきの女子高生にも受け入れられて演奏することになるというところが、なんというか何ともいえないノスタルジーと新鮮さを感じさせられたからです。
なんつーか、世代を超えてしまうブルーハーツは凄い!というファン精神もありました。

で、実際見てみると、予想通りストーリーとしては以外な展開など無いし、よくある文化祭のワクワクムードや女子高生らいしはしゃぎ具合を表現しているだけ。強いて言えば幾つかの告白シーンなどがありましたが、それは高校生活としての日常の中のイベントとして取り込まれていて、消して恋愛映画にありがちな泥臭さを感じさせるものではありません。
たしかにそれだけなのですが、しかしもう今年三十路を迎えようとするサラリーマンの男にとっては、それはまさしくたまらないノスタルジーでありました。明らかにこの映画のターゲットは20代終盤~30代前半に掛けてのブルーハーツ世代の男性だと思いました。
実際の高校時代は、受験があったり、人間関係も実はそんなにワクワクすることばかりではありませんでしたが、やはりあの時代の雰囲気は今ではもう体験することができません。
逆の今の時点で文化祭というものが身近に存在する高校生や大学生がこの映画を見たらどんな感想を持つんだろうな?とか思ってみたりもしました。

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2004.05.15

The Last 侍

The Last 侍のDVDを買いました。
ハリウッドのDVDって、国内の映画やアニメのものより半額くらいなのでありがたい限りです。

で内容の感想ですが、
なんつーか、ここまでガイジンさんが日本人の精神性を表現できるとは
思っておらず、ビビリました。
違和感無く感情移入できたし、凄く日本人向けな世界感だと思いました。
見てないひとも居るですからあまり詳しいストーリーに触れるのは無粋だと思うのですが、
主人公がメンヘル系ってだけで、かなり日本人向けだと思いました。
結構深い精神の動きが表現されているのですが、
全体のテンポのよさや、映像表現の迫力によって、単に高尚っぽい雰囲気の作品じゃなくて、
だれでも楽しめる作品になっているのは、さすが本場ハリウッドの映画だと思いました

思いましたばかり書いていると読書感想文みたいですが、、

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