2005.11.14

またまたお子様たちが。。

なんなんでしょうね。。。
包丁めったざしといい。。、タリウムといい、ガス爆破といい。。
近頃のお子様たちはいったいどうなっているでしょうか???
なんだろうなぁ~、1つ思うのは、最近のお子様たちは、
無菌状態のような生活で飼いならされていて、
親も学校も世間も無関心で、、
人を傷つけたらどうなるかとか、傷つけられたらどんな感じだとか、
誰かの世話を焼いたりだと焼かれたりだとか、
そういう皮膚感覚などが全然なくなっているのかも、
生きるだとか死ぬだとか頑張るとか苦労するとか、そういうものごとの感覚が捨て去られたバーチャルな世界に暮らしていて、そこから抜け出す必要もなく育ってしまっているのかも、と思ってみたりもしました。


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2004.12.22

神戸連続児童殺傷事件

Yahooのニュースより引用

1997年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件で、関東医療少年院を正式退院し、来年1月1日に社会復帰する見通しとなった加害男性(22)が、今年7月から働いて得た給料の一部を慰謝料として遺族に支払っていることを、男性の両親の代理人が21日、明らかにした。 (中略) 正式退院後は、現在と同じ引受人の元で、民間の支援チームの助けを受けながら暮らすことが決まっており、両親の代理人が支援チームとともに面会の時期を探っていくとみられる。

こういった凶悪事件を起こす人が若い人からお年寄りまで増えている。
ニュースの第一報が流れて最初に思うのは、なんだか息の詰まるような世の中になってきたな、とか
怖いなぁすえ恐ろしいなぁ、という感情だろう。
そして少年法が改正されて14歳以上の凶悪犯罪は大人と同じ量刑が処せられることになった。
しかしさらにその対応をも覆すように小学生女子が殺人者になるご時世。

問題を起こすような人間はとにかく別の場所に隔離するなり、殺してしまえという、直接的な考え方もある一方で、この神戸の元少年のように民間の支援チームが結成されて更生を促すといったように地道な取り組みというのもあるようだ。

僕自身は正直にゆうと前者の立場で、基本的には犯罪者は罪の重さに応じた処罰を受けるべきだと思ってるし、ヤバイ人はやはり隔離・淘汰すべきだと思っている。

しかしながら、こうした支援チームのような活動は、容易に凶悪な犯罪が起こりうる現代社会と、実はもっとも真っ向から向かい合っているのだと思う。
臭いものには蓋をしろ、ではなく、物が腐敗しないようにはどうするべきか、という難しいテーマに対する実践的取り組みであり、僕のような他人事として考えている人間に比べて、より多くの情報とノウハウを蓄積できうる活動を行っているといへよう。

蓋の費用は国民全体で負担しなければならないし、より大きな蓋が必要になれば、私たち自身が蓋におびえるような警察国家みたいになってしまうかも知れない。そうすれば凶悪犯罪はさらに増えるだろう。社会的なプレッシャーが大きくなれば心を壊す人も増えるからだ。

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2004.07.18

天然成分信仰

最近白骨温泉とやらに草津温泉とやらの成分を混ぜていたとかで騒がれているのですが、いったい温泉が白くにごる程度に何の意味があるというのでしょうか。
温泉は体にいいと信じられていて、それが温泉に含まれている”天然”のミネラルだとか放射性同位体だとかの
おかげだとされています。
しかし、温泉の成分なんてものはタダの地下水ですし、火山性の成分だったら硫黄とか、むしろ毒性があるののが多いと思うのです。
もちろん温泉の成分に薬効がないとは言い切れません。
たとえば、温泉と同じ温度の水道水に温泉と同じ時間入るという実験を繰り返し、統計情報を集積して、その結果、特定の疾患の症状が有意に改善される。
という実験データがあればまだましというものです。
できれば副作用の発言率も考慮に入れるべきです。
腰痛を直すためにのぼせて意識を失って溺れ死ぬなどというリスクもあるわけですから。
問題はテレビとか雑誌とかで、この温泉の効能は神経痛と、腰痛と、胃腸に効いて、
などとの賜っている情報に一体どれだけの信頼性があるのかということです。
効能について述べるならば情報ソースをも述べるべきです。
どこの機関が何時、どれだけの規模でどういうプロトコルで試験をしたのか?
そういう根拠も示すことなく、国民を扇動するのは如何なものかと思うのです。

繰り返しますが、ボクは白骨温泉の天然成分だろうが、草津温泉の入浴剤だろうが、
大して差は無いと思うのです。
単純に考えて、温泉などというのは、タダの地下水です。
地下水を病院で病気の治療薬としてもらったことがあるでしょうか?
湧き水や温泉の水と呼ばれるもので、医薬品として認可さらたものが存在するという話は、聞いたことがありませんし、
別の見方をすれば処方箋が無いと入れない温泉なんてのも聞いたことがありません。

つまりは、医薬品としての正式なプロトコルを経て認可された温泉水などというのは、無いのです。(いやボクが知らないだけかも知れませんが、)
それは、そうです。何億ものコストをかけて、処方箋がないと入れない温泉を作るのにどれほどメリットがあるのか分かりませんから。
で、そうでない以上、水と温泉水との違いは味や匂い程度のものでしかありません。○○に効くなんてのはどこの馬の骨とも分からない眉唾情報なわけですから。

それでも白骨温泉の湯に草津温泉の入浴剤を混ぜたことがアレだけ大騒ぎになるのは、やはり国民の皆様方に天然成分信仰なるものがあるからなのだと思うからです。

医薬品ではないから明らかな薬効はない、だけど天然成分だからはっきりとは分からないがジワジワと効いているはず!
そういへばタダの風呂に比べて温泉に入ると、少しからだがポカポカする気がするし、
リラックスできるね、これはやはり天然成分の効能に違いない!

温泉以外にもこのケースはたくさんあります。キノコだと植物だとかハチミツだとかのエキスとか。
効くのか効かないのか、よく分からないものに対して、天然成分配合と銘を打つだけで、みな催眠術にかかった様に「効いている、そうに違いない」と思ってしまう。
これが天然成分信仰の症状だと思うのです。

天然成分が全ていいものではないことはちょっと冷静になって考えれば直ぐに分かります。
天然のフグ毒や、天然のO-157、天然のトリカブト、天然の天然痘と、
天然のものはむしろ悪いものも多いと思うのです。

こうした信仰が生まれるまず直接的な原因として思い浮かぶのは、
効くのか、効かないのか、ということが曖昧な状況では、人間は短絡的に自分にとって都合の良い方に解釈してしまう。
という本能というか習性があるからだと思います。
ギャンブルだとか、試験だとか、あるいは片思いの想い人だとか、
そうゆう状況で、愚かな妄想によって、自分を苦しめた経験がある人は少なくないと思います。
宝くじは当たるはずだと毎回買うけれど、購入金額以上にあたったことは無いとか。
あの学校の試験は、いいかんじでできたと思うから受かるはず!そしてまさかの落選通知。
あのコに告ってみたら、そういう関係を望んでいた分けじゃないからとアッサリ断られたりとか、
要するにギャンブラー的心理が働いていて、自分にとって都合の悪い情報をシャットアウトできてしまう。
お守りみたいなものです。
で、そうしたお守りが必要となる背景としては、
やはり高度に工業化が進んで、大気汚染だとか、水質汚染だとか、土壌汚染とかが、進んでしまったわが国日本があるからだと思うのです。
毎日汚い空気を吸って、職場ではストレスまみれで、オマケに食事は外食中心の脂ぎった高カロリー食品ばかり、
そうした生活を改善するには、田舎に引っ越して、ノンビリと仕事7部くらいの生活をすればいい、
だけど、やっぱりオシャレもしたいし、買い物もしたいし、今の便利な生活を手放したくない、
でも体には悪そうなことばかりやってる。

こうした環境的ストレスが天然成分信仰の後ろ盾となっているのではないでしょうか。
日常的に自分の体をいじめてばかりいるから、ヲレはきっと癌とか心筋梗塞で死んでしまう。
でもそれは嫌だからこの効くかどうか不明な天然成分を摂取することでそうは成らない気分を手に入れよう。

これが今の日本一億人を包み込む宗教みたいになっているのです。
ゆくゆくは天然党みたいな政党が登場するかも知れませんね。

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2004.03.26

回転ドア

六本木の森ビルで回転ドアに挟まれた男の子が死亡したようです。
僕は回転ドアというのは、新宿住友ビルで初めてお目にかかったのですが、
あのときから、こういう事故は、絶対おこるだろうなと、思っていました。
ニッポンジン、特にトーキョージンは何でも感でも西洋のものを取り入れようと
躍起になっているところがあり、科学技術やビジネスなどでの合理的な手法、あるいは3歩譲って文化的な
物を輸入するのは、それほど悪くはないと思います。
しかし、回転ドアに代表されるような、却って不便なもの。
そればかりか死人がでるほどの副作用があるものを、
オイソレ、ヤァヤァ、デス、伊豆、モダァン!
と導入してしまうのはイカガなものかと思います。
正直、回転ドアが便利だと思ったためしがありません。
人が回すタイプのものでは、出る人と、入る人の間で、歩調が合うことはまれで、
毎回、自分が押すべきか、
あるいは相手が押すのを待つべきか、
どんなペースで進めば、相手と歩調があうのか、
正直ビルに入るときから駆け引きが始まっているという感じがするのです。
さすがビジネスの本場、アメリカからやってきた代物だなという感じです。
出社する時だけでなく、帰る時も、ビジネスパースンとしての自覚を高めることができるという
弱肉強食の超体育会系システムなのです。
絶対に森ビルのようなレジャーランドには適さないシステムで、
ロワーマンハッタンのような精選与奪を許さない大人たちによる大人たちだけのため街で
辛うじて機能するものなのです。
で、逆に自動のものはどうかというと、
これがまったくサービス精神に欠けると感じざるをえません。
回転ドアに入るには、人間様がドアのペースに合わせて、
歩かなくてはなりません。
ドアに入ってから、出るまでにおよそ6秒くらいかかると思いますが、
その間ずっーと、、人間が自分の歩調を回転ドア様の歩調にあわせて歩かなければ
ならないのです。
自動ドアの場合、最初に待ち時間はあるのですが、一旦開いてしまえば、
その後、駆け出そうが、座り込もうが、人間様の自由となります。
そのペースにあわせられない人は、有無を言わず、
今回のような猟奇的な結末を迎えさせられることとなるのです。

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