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2005.06.14

唯一無二

この世の中には唯一無二なもので溢れかえっている。
1960年代から90年代までの邦楽チャートNo1に輝いた音楽を集めた青春歌年鑑シリーズは、1年毎に30曲分もの唯一無二な楽曲を取り揃えている。
ギネスブックは唯一無二な物事の百科事典だし、そこら中で開催されている全国規模のコンテストなんてものは唯一無二なものの生成装置だ。

唯一無二なものはその価値が分かりやすく、おかげさまでメディアを通じて入ってくる情報や、そこらのコンビニで売っている品物は殆ど唯一無二か辛うじて唯二無三といったものたちばかりだ。
そんなわけで私たちは提供されてくる唯一無二なものに実はそれほど大きな価値を感じなくなってしまった。
もちろん唯一無二なサービスを提供するのは一筋縄にはいかない、何しろ殆ど誰にもできないことのみが唯一無二と言えるわけだから。
しかし、空間、時間、心理的な距離を置いた私たちの側には送り手のエネルギーの大部分は届かない。

唯一であることを獲得した送り手ですらその程度なのだから、僕がこうしてブログなんかを使って書いている文章は本当に駄文というか無駄なものでしかないのかも知れない。僕の文章は誰の心にも留まらず、まだ誰にも影響を与えず、そして僕自身も何かのメリットを感じるチャンスは殆どない。
もちろん唯一無二なブログに近づく努力は必要だ。それは確かにそうだ。
だけどいつもいつも大平原でただ一人で詩文を読んでいるような状況ではつまらない。相手あってこその唯一無二だ。
というわけで、どなたかコメント下さい。m(_ _)m


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