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2004.06.16

テクニックと心

レーベル主催のテープオーディションや、コンテストなどに送られてくる作品の多くは、
音痴でリズム感も活舌も悪くて、
正直キモイというデモテープが多く、あまりの数の多さに吐き気がして聞く気にならなくなるようです。

逆に、特に打ち込み主体の音楽だと、細かいニュアンスまで非常にこだわっていて、
メロディーや詩もまあまあ売れ筋っぽい感じで、
ぱっと聞いた感じは普通の音楽しているし、多分思いっきり力を入れて作っているんだろうな
と感じさせながらも、
はて?でも何のためにこの曲を作ったの?何を伝えたかったの?
という点がはっきりせず、結局あまり引っかからないという点では、
キモイ系と似たり寄ったりなデモテープも多いようです。
中でも、こうしたらウケるだろうとか、このジャンルはこういうのが定番だから
とか狙っているのが分かると興ざめになってしまうと、
誰だかが書いたある本には書かれていました。

で、僕が学生時代に作っていたデモテープは、ボーカルは前者、オケは後者という
どうしようも無いものだったような気がします。
その頃は、TM NETWORK、アクセス、YMOと、
打ち込みでやってる人なら誰でも憧れるようなアーティストの物真似に終始していて、
また、スネアの音色が、とか、シンセのパッチがとか、
そういう、ある意味、掃いて捨てられるような、
自分以外が作ったその他百万個のプリセットがあれば十分事足りるということばかりに
力を入れていて、他人のハートに働きかけるような、はっとするような部分、新鮮さ、
ってゆーのは、全然できなかったように思います。

その後、音楽で身を支えていくのはとうていムリだと思った僕は、
就職の道を選んだわけでした。

そして、最近は、波形編集ソフトを使って、
声優を目指している方々と一緒にドラマCDの作成をやったり、
自作の音楽や、効果音をサイトでも公開しているわけです。
しかし、今に至っても、やっていることは、
良くあるアレのパクりというか、
ソレっぽい感じとか、
つまりは、新鮮さからは遠くかけ離れた、
誰でもできるわけではないにせよ、
僕がやらなくても、誰かやるだろう、
ということに終始している感じです。

「自分ならでは」を作り出すために、色々な活動や、メディアを通じた体験をしているわけですが、
やはり一歩足らないというのか、
「だから何なんだ」地獄から抜け出せていない感じなのです。
人の心をさっと引き付けるような、強いオリジナリティーを創り出せないでいます。
ま、もうすぐ30ですから、
いい加減潮時なのかも知れないですが、
あ、そうそう今一番足らないものはコレ

カノジョ

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