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2006年12月31日 (日)

年末年始は未踏だね

年末年始は、普通はゆっくりとするもんですが、今年は11連休というのもあり、未踏関係の設計なり開発なりをとんと詰めて行く予定です。
何しろ働きながら開発をやっているわけで、まとまった時間が取れるのはこの時期しかないのであります。
後で「仕事が忙しくなったからダメでした、、、」みたくなってしまっては大変物悲しいわけで、時間があるときになるべく多くの作業をやってしまうのが吉と出るかなと思います。

なんとか2/2の中間発表までに演奏できるレベルのものを作りたいと思います。

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2006年12月23日 (土)

良くあるトレードオフ

システムをバリアブルにしようとすればするほど間接参照が増える。。
そして、システムを高速にしようとすればするほど、直接参照したくなる。。。
なかなかこのトレードオフはツワモノですぞ・・・・・・・
本当はポインタなんぞ使いたくないのだけれど、
1つのバケツに対して複数のルーチンが別々の係数を掛け合わせて参照する。
みたいなことがやりたい。。。。
すると入力側は、どうしたってバケツのポインタを持つ羽目になる。。。
で、入力側のルーチンも1つの関数で、データ(構造体の参照)を入れ替えることで、分身の術を使わせるつもりだから、「構造体の参照→バケツの参照→バケツ」と、幾重にも参照を重ねることになる。。。
うーん、、、、、、もっと軽くする方法なないだべか・・・

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キックオフミーティング

2006年度下期キックオフミーティングの模様を伝えたいと思います。
mixiの日記でも書いたのですが、ここで書かないというのも、ブログを作った意味がないので、転載して書きます。
会場は神戸のフラワーフルーツパークです。

果樹園が自慢のリゾートホテルなんですが、、、
居ない。。。
人が。。。
メルヘンチックなデザインの建物と庭園なのですが、館内はまだましでしたが、庭園の方は凄かった。。。
人っ子一人いないディズニーランドみたいな感じで、中々シュールな感じでしたよ

ま、この季節は完全にオフシーズンで、果物なんか獲れないわけですから、そして休日でもなんでもない日程ですし、こんなものでしょう。神戸や大阪の違いから1山も2山も越えた山奥でしたしね。。。

で、肝心の発表内容でしたが、やはり興味をそそられる発表の目白押しでした。
全般的には、Webを使った新しいサービスなり、アプリケーションの提案、新しいユーザーインターフェイスの提案(特にペン入力の提案が多かったです)、あとは3Dやムービーのオーサリングツール系の提案、あとは僕を含めて、音楽系の提案もあった。

前回の反省を生かして今回は名刺を作って出かけたので、一杯交換することができました。
やはり、皆々様は学生の人が多かったですね。
学校の研究の延長だったり、なかったり色々とパターンはあるかと思いますが、みんなで協力して新しいアイデアに挑戦するってのは専門知識と時間的な余裕を持つ学生の人の方が有利なのかも知れませんね。
そういう人たちのスピンアウト用のツールとして未踏ソフトって企画は機能しているのかも(?)しれませんね。

中には既にシステムが大体出来上がっていて、未踏のジョブとしてブラッシュアップするっていう人も居ました。
ラフスケッチから、ポリゴンのオブジェクトを生成してしまうツールとか凄かったです。椅子とか、机とかササっと書くとテンプレートから近い形のものを選択して、ポコッてオブジェクトを配置してくれる。というそんな感じのソフトでした。方向なんかもちゃんとコントロールしてくれるようです。

あと、タイトルで結構気になっていたのですが、
「~遠距離恋愛支援システムの開発~」という提案がありまして、これはゴミ箱の開閉(リアルなゴミ箱)とか、照明のON/OFF、窓の外の映像、なんかを2つの部屋で同期できるというシステムのようでした。
現在は、遠く離れたカップル数組で実験を行っているようです。

そして、音系という点で自分に近かったのは、「 ~「弾き語り」のための楽器の開発~ 」という提案で、プレゼンではコンセプト中心の発表だったのですが、後の懇親会で、実現しようとしている機能の具体的なところをお聞きすることができました。

で、あと2日目に自分の発表をしたのですが、とりあえず他の提案者に負けじと大見得きって未踏プレゼンをやりました。具体的には横文字一杯つかいました。、、なんか間違った言葉を言ってなかった微妙に気になりますけどね。。。
で、質疑応答のコーナーでは、「表現力としてどんなことができるようになるのか」という質問も頂きましたが、「うーん、そこは実験して新しいものを見つけます」ということくらいしかいえなかったですねぇ
どうも、やはり自分の発表は音系のマニアックな世界で、それもアルゴリズム中心のものなので、分かりづらかったらしいです。。
ここは分かりやすくする方法を工夫しないとですね。。。
(発表としてもそうだし、アプリとして分かりやすくしないと、、)
でも、面白がる人もちらほらいたので、善しとしましょう!

帰りは、明石マークのタコ壺を持ったタコの人形と、神戸肉まんの人形と、お土産と、ブルーベリーワインをかってかえりました。

シャトルバスで新神戸駅まで移動したのですが、その時点で2時くらいで、色々と街中を散策するという手もあったにはあったのですが、疲れたので、そのままかえってきました。

いやはや、お世辞抜きで充実した2日間だったと思いますですよ!

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2006年12月17日 (日)

名刺作った

19、20日のキックオフミーティングに備えて、名刺を作ってみました。
Meishi

肩書きは色々と考えた。カッコいいものもいいけど、やっぱ心に響く感じがいいかなぁと思い、そのまんまの肩書きにしてみました。
背景の画像は、以前に横浜はあざみ野で撮った写真だ。
デジカメ壊れてから写真とってない。。。あー、PC買う前にデジカメ飼うかな。。。

それはそうとデモ用の資料作らないと!!(っ゜Д゜;)っ
今回は、物理モデルの説明に付随して、サンプルの音データも添付するつもり。
さすがにこの時期だとそのくらいはできていないとねって感じだしね。
で、当然コーディングもしないといけないわけさ。
ま、大体必要なパーツは書き上げたんだけど、
ツール系のソフトの開発の場合、設定をいじくって遊べるところまで来ると、設定遊びに夢中になってしまって、システムのコーディングが進まなくなるみたいなジレンマってありますよね。。。
ま、とりあえず今回はノズル+粒子+センサ+ゾーンで遊べるよ、という土台までは作るつもり。とりあえず、設定はハードコーディングで、そのつどコンパイル。
最終的にはプログラミングインターフェイスを公開して、設定は可変化するし、もっと色々と複雑なことができるようにするつもりだ。(どうやって複雑にするのかは、今は秘密ですが・・)

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2006年12月 2日 (土)

契約者説明会

12月1日に契約者説明会へ行ってまいりました。
12時に川崎にある職場を抜け出して、まずは王子の北区役所に向かう。実をいうと未踏ソフトの契約には印鑑証明書が必要なのだが、僕は印鑑登録さえしていなかったので、役所に行って登録しなければならなかった。
しかし、今月は未踏関係で3日も仕事を休んでしまうため、おいそれと新たに休みは取れない。幸い契約者説明会は13:30からだったので、北区役所で印鑑登録を済ませた後、会場の文京グリーンコードまでタクシーで乗り継げば何とか間に合うだろうという算段だ。
で、そのとおり何とか間に合った。

会場にはぎりぎり31分くらいについて、当然大半の人はすでに着いていた。
長机に椅子が2つづつ置かれていたのだが、丸々空いている長机はなかったので、1つだけ空いている席に座る。
隣に座っていた中城哲也氏と挨拶を交わす。偶然にもPMは同じで、美馬PMだったので、何となく親近感みたいなのを覚えた。しかも1975年生まれで同期らしかった。
彼は既に自分の会社を立ち上げていて、画像処理を専門にしているとのことだった。

そして、説明会が始まって、契約の内容(当たり前)、スケジュール、提出しなければならない書類などなど説明を受ける。
説明の後に質疑応答が行われて、プロジェクト管理組織とのお見合いみたいなことをやる。僕は株式会社創夢でいいかなぁと思っていたので、担当者の岡本氏のところへ挨拶に行った。

それから2005年下期にスーパークリエイターに認定された服部 健太 氏の話を聞く
ソケット通信レベルのネットワークプログラミングで必要となる。多重化I/Oの管理、マルチスレッドプログラミングなんかを隠蔽して、ネットワークプログラミングを楽にするプログラミング言語を作った人だ。
独自に拡張した正規表現処理も実装してしているようです。
そのプログラミング言語(Preccsというらしい)で、VoIPアプリなんかも作ってしまったと。。
うーん、さすがだ。

その後、交流会みたいなのが始まった。
名刺交換会みたいな感じだったが、僕は名刺を持ち合わせていない(というより常にもっていない)ので、配ることができなかった。反省だなこれは、、、
色々な人と話をする。
・OS作っている人。(はてなに在職中のあの人)
・前年の未踏ではSNSベースのWebマイニングエンジンを作ってしまった人(東大M1だそうで)
・既存のWebページに落書きをして、それをネットを通じて共有できるソフト(といっていた気がする)を今期作る予定の人(社長だそうです)
・SELinuxというOSの改良をする予定の人
あとはIPA(情報処理推進機構)の偉い人たちからも何人か名刺を頂いた。
などなど、日常生活ではまずお目にかかれない人とたくさん会話した。未踏様様です。


しかし、これはこれでウカウカしていられない気持ちがふつふつと沸いてきた。
僕は彼ら彼女らとは違って、今のところ人に胸を張れるような経歴を持ち合わせていない。だから、この未踏ソフトの開発が僕自身のウダツを1つでも2つでも上げるためのファーストステップとなるわけだ。
ここで、ヘマというか、完成しませんでした。みたいなことはありえない。次につながらなければやった意味がない。
頑張る。頑張る。頑張る。頑張る。今はそれだけだ。

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2006年12月 1日 (金)

あの日あの時

ブログを開設したものの何も書かないのもなんなので、未踏ソフトに採択が決まる前に行われた面接の内容について事後報告でもしたいと思います。
面接依頼のメールが僕の元に届いたのは2006年10月17日
書類の締め切りよりも数日前の9月26日。大体20日間くらいで面接まで事が運んだことになる。
土曜と日曜のどっちが空いている?ということだったので、どっちでも空いてますと書いたら翌日、土曜日(20日)にセッティングしたとのメールが返ってきた。

今回応募したネタは、前回別のPMに送っていて、ボツってしまったものなので、あまり期待はしていなかった。というよりも期待をする勇気を持てなかった。という状況だったので、当然、提案書を書いた時点から設計が進んでいるわけでも、何か新しい資料を作っていたわけでもない。
なので、僅か平日2日間ほどで、プレゼン資料を仕上げて面接会場へと向かった。

面接会場は幡ヶ谷にある某社の一室。
待合室で、交通費の清算書みたいなのを書いた(実は面接のあとだったかも?)後、別の部屋に呼ばれて面接開始。

待ち受けていたのは今回お世話になります美馬PMでした。(他に誰が?というつっこみはおいておいて下さい)
自分がやっていることとか、やってきたこと、昔はミュージシャン目指してましたみたいなことを、軽く話した後、プレゼンに入る。
俄仕込みのパワーポイント風ソフト(パワポは高いのでもっていない、、)で、とにかく喋り捲った。
17ページで、1ページあたり1分ちょっとは話したと思う。予定の20分は多分超えていたはずだ。
プレゼンの途中、ページの順番がどう考えても分かりづらかったり(最初言葉で書いてしまって、かなり後のページで図がでてくるとか、、、)、2種類のグラフの対比のはずなのに、1種類のグラフしか張ってなかったりとか、、、で、ちょいと自分で書いた文章の拙さに焦りを感じつつも、喋りましたよ

で、プレゼン後の質疑応答。
質問内容はずばり1点。「本当に面白い結果が出せるか」
これは確かに今回の提案においては最も厳しい問いかも知れない。
何とか基本設計を終らせて、コーディングして動く形にして、そして色々な設定のパターンを試してみる。で、その中から面白いものを試行錯誤で探すみたいなプロセスを踏まないと「面白い結果」というのは到達できない。

で、答えに窮していると、助け舟というのか、今までやって来たことに、もう一度話しを降って貰えた。
で、そんなこともあろうかと、今まで作ってきたソフトなり、サイトのコラムなんなりをハードディスクに詰め込んでおいてあったので、それを使って、今までやってきたことを説明した。
自作ソフトシンセ・テル民の実装テクニックの説明。TSPの特許を取得した経緯、信号処理のコラム、畳み込みという技術の説明、などなど
サイトを通じて、自分がOUTPUTしてきたもの、いわば自分の得意分野を説明することができた。
そして、その上で、今回の提案で僕が思い描いているイメージの地形というか、見ているところが多少なりともご理解いただけたのだと思う。
そして、先ほどの「もっとも難しいプロセス」をやりきるだけのモチベーションだとか、技術力、ビジョン(というより勘に近いもの)を持っているものと思って頂けたのではないかと思います。

そう、そして僕は未踏ソフトに採択されて、こうしてブログを書いているわけであります。

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